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  • 2018/03/30 12:13

    「PorousQuartz ポーラスクォーツは、何でできているのですか?」


    これは、みなさまから一番よく聞かれるご質問です。
    「石?」「陶器?」「チョーク?」
    そう思われますよね!
    白い質感が、石、陶器、木、チョークに見えるようです。

    ポーラスクォーツは、「シリカ」と呼ばれる食物の中にも多く含まれる栄養成分のひとつ
    「ケイ素」からできています。
    目に見える形のケイ素としては、自然の中で結晶化してつくられるクリスタル(水晶)
    時計の振動部品のクォーツ、理科の実験で使っていた石英ガラスビーカーなどがこのケイ素でできています。

    ですから、ポーラス<クォーツ>といいます。

    一方、<ポーラス>とは多孔質体という意味です。穴がたくさんあいているのです。
    この真っ白な素材には、肉眼では決してみることのできないミクロ、ナノサイズの穴が
    非常にたくさん精緻に開いています。
    また容積の85%がこの穴ですから、手にしてみるとまるで空気を持っているような軽さです。

    展示会などでは、ラベンダーオイルが染み込んだ球体と、何もつけていない球体を
    実際持っていただくのですが、同じものとは思えないほど重さが違います。
    (写真左上がオイル付き、右上がオイルなしです)



    言うなれば、<多孔質の水晶>がポーラスクォーツです。
    目に見えない小さい穴がたくさん開いた水晶です、とカンタンに表現しています。

    京都大学にて研究されてきた先端技術の素材です。
    みなさまが、この素材に馴染みがないのは当然のことで
    ライフスタイルのアイテムとしては出回っていない、スペシャルな素材です。